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2009年05月08日(金)更新

デューク・ジョーダンの「As Time Goes By」

「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースしている
クエストリーの櫻田です。

GWの5月4日に千葉市にあるドロップスレコードに行ってきました。
このお店はユーズドのCDやLPレコードのお店で
なかなかおもしろいものがあります。
しかもGWは20%OFFという案内ハガキをもらっていました。

手に入れたのは次の3枚のジャズのCD。
Duke Jordan「As Time Goes By」
Red Garland「When There Grey Skies」
The Montgomere Brothers「Groove Yard」

どれもよかったのですが、とくによかったのがデューク・ジョーダンの一枚。
毎日会社で流しています。

デュークジョーダン

デューク・ジョーダン(1922~2006年)は
アメリカのニューヨーク生まれのジャズピアニストです。
チャーリー・パーカーに見出され、1950年代前半のスタン・ゲッツとの
共演などを経て、1954年に初のリーダー作「Jordu」を録音しました。

その後もリーダー作を精力的に出していくのですが、
40歳を迎えた1962年から1973年までの11年間、
完全に音楽シーンから姿を消してしまいます。

ジャズの巨人といわれるマイルス・デイビスとの不仲が原因ともいわれています。
その間、デューク・ジョーダンはタクシードライバーや配給係の仕事をして
生計を立てていました。

1970年代、アメリカでのジャズの衰退に合わせて、
デクスター・ゴードン、アート・ファーマーなど
多くのジャズミュージシャンがヨーロッパへ渡りました。
デューク・ジョーダンもその一人でした。
彼は、ジャズの人気が高く、人種差別も比較的少ないデンマークを目指したのです。

音楽シーンから完全に姿を消したデューク・ジョーダンを
再び世に送り出したのは、ヨーロッパのSteeple Chaseというレーベルです。
ここでデューク・ジョーダンは復活を果たしました。

再び精力的に作品を残したのですが、
2006年8月8日にコペンハーゲンで亡くなりました。
享年84才でした。

ぶっきらぼうのように聞こえる演奏スタイルは、控えめでありながら、
独特の温かみのあるいぶし銀のような艶を感じさせてくれます。

デューク・ジョーダンは作曲家としても評価が高く
「Jordu」、「No Problem」(危険な関係のブルースというタイトルで有名)、
「Scotch Blues」といったオリジナル曲を作っています。
どれも美しく魅力的な作品です。

というわけで、今夜もワインを飲みながらデューク・ジョーダンに浸っています。
(週末なのに、まだ会社で仕事中ですが………)

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