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2019年03月29日(金)更新

映画『約束』のショーケンのこと

20代の頃だけど、映画監督の斉藤耕一さんの作品が好きでよく観た。

随分たくさんの作品を観たと思っていたら、
『旅の重さ』『津軽じょんがら節』『無宿』、そして『約束』の4作品だった。


この『約束』に先日亡くなられたショーケン、萩原健一さんが出演している。
どうやらこれが役者としてのスタートのようだ。



1972年の封切りだから、たぶんリバイバルを大学生のときに観たのだと思う。
クロード・ルルーシュの『男と女』の雰囲気で、フランス映画のようだ。

この作品は主役の岸恵子さんの寡黙な演技に尽きる。
あらためてYouTubeで探してみると、めちゃ美人だ。
https://www.youtube.com/watch?v=WZkF_5Gaxho

当時21歳だったショーケンは演技というよりもどこか地でいっている感じだ。
饒舌でいて弱さを感じさせる演技は、それを引き出した斉藤監督の力なんだろう。



ショーケンの主演作といえば、
『傷だらけの天使』『青春の蹉跌』『太陽にほえる』『前略おふくろ様』などが浮かんでくる。

どれもリアルタイムで観てきたし、自分の人生と重なるところが多いが、
『約束』という作品はショーケンの役者としての原点なんだと思う。

ショーケンこと萩原健一さん・・・合掌



■「5月度ブランディングセッション」━━━━━━━━━━ 



◆テーマ
「人に寄り添う経営」

●日 時:2019年5月15日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム(中央会館)7階 ローズ

◆ゲストスピーカー
人の日常によりそう経営でありたい
行列ができるコッペパン専門店が生まれた理由 

吉田知史氏 株式会社吉田屋/吉田パン 取締役取締役


▼お問合せ・お申込みは下記からどうぞ
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
または 03-5148-2508まで

2019年03月28日(木)更新

桜に狂う!

桜の季節です。東京は六部咲きくらいかな。

不思議なもので、梅や椿はそれほどではないが、桜には多くの人がスマホを向ける。

櫻田という名字がそうだからではないが、桜が好きである。
いやいや、好きというレベルではない。桜に狂うのである!


どうしてこんなに桜に惹かれるのか。

春を迎えると一斉に咲き始めること
空に向けて枝いっぱいに花をつけること
白からピンクまで多様な色合いがあること
はらはらと散っていく様が美しいこと
同じ場所でも咲くタイミングが違うこと

理屈をつければいろいろ出てくるが、やっぱりいいのである。

 
 
 
 



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2019年03月26日(火)更新

「統一」と「統合」の違い

2013年に出版した自著『小さくても光り輝くブランド』をぱらぱらと読み返していると、
「ああ、ここはちょっと考えが浅かったなあ」というところに出くわした。

まあ、頭を抱えるほどのことではないけど、
やっぱり違和感をそのままにしておくのはちょっと気持ちが悪い。



ブランドのミッションに基づき、
「ブランドを構成する要素を統一する」というくだりがあります。

この「統一」がいまではひっかかるのです。

本書では構成要素を統一することの重要性を述べているのですが、
デザインや仕様ならばいいのですが、人が関わるのがブランドです。


統一とはただ一つの価値観を尊重し、
全体がそれに従うようにするというニュアンスが漂います。

もっと言うと、統一には合わないものを排除する思考が含まれています。

確かに統一されたブランドは素晴らしいのですが、絶対的な統一はどこかに無理があります。

とくに人が主役の場面においては無理が表面化します。

そこには意見の違いがあり、争いにつながる可能性があります。


「統合」もさまざまな違いを持った要素を一つにすることですが、
さまざまな違いが持っている主体性は保っておくのが統合です。

お互いの違いを認めた上で、
一つの目標に向かって思考と対話を繰り返し、たどり着くのが統合です。


ここが「統一」と「統合」の異なるところのような気がします。
ブランドはやっぱり「統合」だな。




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2019年03月24日(日)更新

映画『グリーンブック』を観る

昨日、日比谷で話題の作品『グリーンブック』を観ました。

アカデミー作品賞を受賞したこともあり、予告編でも観ていたので、
流れはなんとなくわかっていたけど、いい作品でした。

オフィシャルサイト→https://gaga.ne.jp/greenbook/


ストーリーは、天才黒人ピアニストが、粗野なイタリア系用心棒を雇い、
あえて差別の色濃い南部へコンサート・ツアーへ繰り出すロードムービー的な作品です。

「グリーンブック」とは黒人専用の宿泊ガイドブックのことです。

人数差別が激しい60年代舞台のかなり重たいテーマですが、
二人の価値観のズレが笑いを誘い、観終わったほっとさせられます。

随所に登場する演奏シーンが素晴らしいのもほっとさせられる理由の一つです。




アメリアの60年代は公民権運動の真っ最中ですが、
南部の黒人に対する差別はここまでと思わせるほど過激だったんだね。

『ドリーム』『42 世界を変えた男』『カラーパープル』『チョコレート』など
人種差別を描いた作品は他にもあります。

『ミシシッピー・バーニング』という怖い作品もありました。

でも、この『グリーンブック』は人種差別も描いているけど、
立場の違う二人の男の心のつながりがベースにある作品です。


これから観る人のために詳しくは書きませんが、
手紙を書くシーン、二人で安モーテルに泊まるところ、
フライドチキンを食べる車中などにそれがよく表れています。

クリスマスのラストシーンもよかったなあ。

観終わって、暖かな気持ちになれたので、
日比谷ミッドタウンの地下でハイボールで余韻にひたりました。


「Bar&Tapas Celona」というお店、コスパ抜群!


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2019年03月22日(金)更新

ミッションは細心に、ファンづくりは大胆に

『悪魔のように細心に、天使のように大胆に』、
これは映画監督、黒澤明の仕事をする時のモットーだったらしい。




悪魔の「細心」とは文字通り、細かいところまで気を配るということだ。

悪魔は誰かをだまそう賭する存在だから、周りからチェックされている。
だからこそ、本当にそうだと思わせるのが悪魔的な能力なんだろうね。

黒澤監督は、撮影で映るはずがない封筒の中身までスタッフにつくらせたという。
PCの基盤のデザインにこだわったスティーブ・ジョブズに通じるものがある。

「悪魔のように細心に」を経営に置き換えると、「ミッションの実行は細心に」。
これくらいはという一つのグレーがいつかブラックになっていくのが経営だ。


もう一つの天使の「大胆」はどう理解したらいいのか。

大胆とは「普通とは違う思い切ったやり方」ということになる。
そのためには「既成概念を外して考えろ」ということだと思う。

もっというと「手段フリー」だ。
手垢のついたやり方は捨てて、誰ももやったことがないことを楽しんでやろう。

幸せの象徴のような天使の大胆な取り組みが、人を惹きつけてファンが生まれる。


「ミッションは細心に、ファンづくりは大胆に」
本当にそうだと思う……そうしなければ「ブランドにはなれない」。



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