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上質な批判精神

投稿日時:2015/10/16(金) 15:42rss

「小さくて光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。
 
 
クエストリーの若手女性メンバー3名が、話題の店やスポットに行き、
そこで感じたことを「ブランディングクエスト」というタイトルで、
毎月一度「ブランディグクラブ」の会報で発表しています。
 

これまでに取り上げたのは、「インスパイアード by スターバックス池尻大橋店」
「かもめブックス」「100 本のスプーン」「伊東屋銀座本店」
「銀座NAGANO」「無印良品有楽町店」です。なかなかいいセレクトをしています。
 
取材先や取材方法等は、自由に任せているので、あまり干渉しないのですが、
「伊東屋銀座本店」の視察報告を聞いていて、
「これは、ちょっとおかしいぞ」というよりも「まずいぞ」と思ったことがあり、
少しだけ注文をつけました。
 

3名は取材前にネットで検索をし、視察店の情報を調べていました。
これは問題ありませんし、必要なことです。

しかし、ネットで確認をしたコンセプトなどに縛られて、視察を行うと、
それに合わせて物事を見るようになります。
 
つまり予定調和的な視察になるのです。
「ここがコンセプトを表現している」「これは情報の通り」といった感じですね。

あながち間違いではないのですが、ネット情報が正しいと思い込むと、
大事なことを読み違える危険性があります。
 

こちらが伝えたのは「上質な批判精神」でした。

本当に正解のない時代です。伝え手側が言っていうことがすべて正しいわけではありません。
実際にはコンセプトと大きくかけ離れた事象はたくさんあります。
 
視察には、いい意味での重箱の隅を突っつくような「あら探し」が必要です。

プロならば、情報をインプットしたら、一度それを封印し、シンク(考える)して、
アウトプットすることがすごく大事だと思うのです。
 

3名はこちらの言わんとしていることを理解してくれて、
その後は「インプット→シャットアウト→シンク→アウトプット」を実践してくれているようです。

まあ、シンク(考える)の内容にはまだ物足りなさを感じる時もありますが………。
 
 

11月度ブランディングセッション
「危機を乗り切るために経営者がすべきこと」
◆日時:11月18日(水) 13時30分~17時
◆会場:銀座ブロッサム(中央会館)7Fジャスミン
 
 

クエストリー:http://www.questory.co.jp
 

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会社概要

(株)クエストリーは2003年に「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースするために設立されました。「店がブランドになる」ためのプロセスをわかりやすく整理し、具体的な成果につながるコンサルティング、プロデュース、クリエイティブを展開しています。代表取締役の櫻田弘文は、これまでに300社以上...

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個人プロフィール

1955年生まれ、自然豊かな山梨県南アルプス市で育つ。高校卒業後、大学に進むが、学業には目を向けず、芝居に夢中になる日々を過ごす。大学卒業後、広告・マーケティング会社に入社。5年区切りで、コピーライティング、広告プランニング、マーケティング、店舗開発、マネージメント指導などの業務を経験する。2...

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