大きくする 標準 小さくする

«前の記事へ 次の記事へ»


愚直

投稿日時:2014/05/15(木) 20:38rss


「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

 
日常的にはあまり使われませんが、「愚直」という言葉があります。
 
辞書で引いてみますと、
「正直なばかりで臨機応変の行動をとれないこと。また、そのさま。ばか正直。」
あるいは「正直すぎて気のきかない・こと(さま)。馬鹿正直。」と記載されています。
 

文字通り受け止めると、融通のきかない愚かなことのように感じますよね。
まあ、ポジティブではなく。ネガティブの響きを持っています。
時には軽蔑的な意味で使われることもあります。

 
でも「愚直」と「愚か」は違います。
 

仕事をしていると、壁にぶち当たるのは当然のことです。
僕も小さな会社ですが、代表ですのでよくわかります。
 
本当にこれでいいのだろうか?自分の目指していることはもしかすると独りよがりではないか?
自分の考えにとらわれすぎて、社員を道連れにしているのではないか?
 
悩み始めると眠れなくなることもあります。
(それでも生来寝つきがいい方なので、すぐに眠りに落ちていきますが)
 

敬愛している市井の托鉢者で教育者の石川洋さんの言葉にこういう一文があります。



何をしているのではなく、何を続けているのかである
 

精神論や教訓的なことではなく、ひとつのことを成し遂げるには、
常に磨き続けなければなりません。
 
磨き続けるということは、革新し続けるということです。

「愚直=愚か、辛い、地味、暗い」ではなく、
「愚直=革新、深堀り、進化、ワクワク」なのです。
 

石川洋さんは、先の一文の後に次のような文章を寄せています。
 
時代の寵児であろうと、地味な仕事についていようとそれは問題ではない。
明日どうなるかわからないからである。

真実は、いまの仕事が継続したことの延長であれば、
いつか事は成るということである。

継続には、必ず『志』や『目標』がともなうからだ。
『虚仮(こけ)の一心』というが、
一つのことをつづけると、いつか能力となるのである。

時代の流れ、体裁、損得にとらわれない、一生を貫く仕事を持ちたいものだ。

 

まだまだです。ひたすら愚直でいきます。
 

 
クエストリー:http://www.questory.co.jp



クエストリー・ブランディングクラブ
http://www.questory.co.jp/tabid/120/Default.aspx
 

トラックバック一覧

コメント

名前:
Eメールアドレス:
コメント:
ファイル

画像の英字5文字を入力して下さい。:
パスワード:

会社概要

(株)クエストリーは2003年に「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースするために設立されました。「店がブランドになる」ためのプロセスをわかりやすく整理し、具体的な成果につながるコンサルティング、プロデュース、クリエイティブを展開しています。代表取締役の櫻田弘文は、これまでに300社以上...

詳細へ

個人プロフィール

1955年生まれ、自然豊かな山梨県南アルプス市で育つ。高校卒業後、大学に進むが、学業には目を向けず、芝居に夢中になる日々を過ごす。大学卒業後、広告・マーケティング会社に入社。5年区切りで、コピーライティング、広告プランニング、マーケティング、店舗開発、マネージメント指導などの業務を経験する。2...

詳細へ

バックナンバー

<<  2024年4月  >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

コメント一覧

最新トラックバック

  • 全豪オープン 大坂選手優勝。 from (株)京都工芸【タオルはまかせたろ.com】 タオルソムリエ 寺田 元 の日記
    こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。
  • 「ブランディング対談集&講演録」を頂きました! from フレキシブルチューブ、ベローズの三元ラセン管工業株式会社 高嶋 博 社長の日記
    11月に銀座ブロッサムで開催したブランディングセッションにお招きを頂いた、株式会社クエストリーでは、ブランドになることを目指す経営者のための「ブランディングクラブ」を主催していて、ブランディングセミナーやブランディングセッションを開催しております。 また会員には毎週金曜日にブランディング会報を配布していてその会報に「ブランディグング対談」が掲載されています、その対談とセミナーやセッションでの
  • イングリッド・バーグマンのすべて from Re:play
      イングリッド・バーグマン(Ingrid Bergman, 1915-1982)は北欧スウェーデン出身の女優です。 イングリッド・バーグマンといえば、何といっても有名なのは映画「カサブランカ」(1942)で演じたヒロインのイルザ役でしょう☆ 可愛かったですねぇ~!あの頃のバーグマン、めっちゃ綺麗で好きです。 一応、説明しておくと名画「カサブランカ」はマイケル・カーティス監督の映画で、イングリッド・バーグマンのお相手をしたのはハンフリー・ボガートという俳優。 この方、日本で言うなら高倉健さんのように…
  • 『売れ続ける理由』 from なにわの社労士発~「今日もこんなええことありました」
    売れ続ける理由~一回のお客を一生の顧客にする非常識な経営法クチコミを見る 『売れ続ける理由~一回のお客を一生の顧客にする非常識な経営法』を 読みました。 著者は仙台市から...
  • 【ブログピックアップ】クエストリー 櫻田弘文さん from 経営者会報ブログ編集部
    「ブログピックアップ」では、 経営者のみなさんの書かれたブログの中から、 お薦めのブログをご紹介しています。 今回のお薦めブログは クエストリーの櫻田弘文さんです。  ...